2010年 04月 19日
悩める5月人形 |
ノミ砥ぎも無事終了、新年度教室も滞りなくスタートし、ちょっとボーっとしていたらもう4月も半ばを過ぎてしまいました。
1年の計は元旦にあり・・とは言うけれど、あれは古の都において元旦が春の訪れを感じさせる節句だったからだと思うのです、北海道のように真冬のさなかでは、やる気も半減しようというもの。
やっと雪が解けてクロッカスが芽を吹くこの季節こそ「さあて、今年は何しよう!!」とようやく元気が出るのが北国の民の本心ではないでしょうか。
そう考えると、春の節句はここ北海道においては5月5日(ものすごいこじつけの展開ですみませんが、現に桜も梅も5月5日じゃまだ咲かないですから)、5月人形の納品が終わる頃までに、溜まっている他の納品も着々と済ませて、スッキリとした気持ちでゴールデンウィークを向かえたいものです。
さてその5月人形、彫る度に悩みます。
木取りで悩み、彫って悩み、兜に描いて悩み・・・う~ん、そして未だに最初の1個を超えられない。初めて彫った5月人形はそれはそれは苦労したのですが、生き生きとした躍動感が出せたと思っています。
ただ、イメージで彫ったので、兜の形がデフォルメされているため後々記事を描く時につじつまが合わなくて大変な思いをしました。
以来、兜の形を本物に近く修正し(こればかりが原因ではないと思いますが)何度彫っても最初のイメージに近づきません・・・・・う~~~~~~デッサン力のなさが身に沁みる。
兜の新聞記事にしても「これが伝統工芸の世界だったら、こんなゆるい仕上げは許されないだろう」とは思うのですが、どこまで突き詰めるべきなのか・・というか突き詰められるのか悩みます。
作品の持つ、おっとり感というか、ゆるやかさみたいな物は大切にしたいと思っていますが、完成度を上げるというのはまた別の問題で、キリキリした感じではなくゆったりとおおらかに、でもキリッとした完成度の高い作品を作っていかねば・・とこの5月人形を彫るたび反省します。つまり、自分の技術の甘さが一番如実に表れる作品という事なんでしょうね。
いつか、満足のいく物が彫れるのでしょうか・・・
研鑽あるのみ・・・は分かっているんですけどね。
1年の計は元旦にあり・・とは言うけれど、あれは古の都において元旦が春の訪れを感じさせる節句だったからだと思うのです、北海道のように真冬のさなかでは、やる気も半減しようというもの。
やっと雪が解けてクロッカスが芽を吹くこの季節こそ「さあて、今年は何しよう!!」とようやく元気が出るのが北国の民の本心ではないでしょうか。
そう考えると、春の節句はここ北海道においては5月5日(ものすごいこじつけの展開ですみませんが、現に桜も梅も5月5日じゃまだ咲かないですから)、5月人形の納品が終わる頃までに、溜まっている他の納品も着々と済ませて、スッキリとした気持ちでゴールデンウィークを向かえたいものです。
さてその5月人形、彫る度に悩みます。
木取りで悩み、彫って悩み、兜に描いて悩み・・・う~ん、そして未だに最初の1個を超えられない。初めて彫った5月人形はそれはそれは苦労したのですが、生き生きとした躍動感が出せたと思っています。
ただ、イメージで彫ったので、兜の形がデフォルメされているため後々記事を描く時につじつまが合わなくて大変な思いをしました。
以来、兜の形を本物に近く修正し(こればかりが原因ではないと思いますが)何度彫っても最初のイメージに近づきません・・・・・う~~~~~~デッサン力のなさが身に沁みる。
兜の新聞記事にしても「これが伝統工芸の世界だったら、こんなゆるい仕上げは許されないだろう」とは思うのですが、どこまで突き詰めるべきなのか・・というか突き詰められるのか悩みます。
作品の持つ、おっとり感というか、ゆるやかさみたいな物は大切にしたいと思っていますが、完成度を上げるというのはまた別の問題で、キリキリした感じではなくゆったりとおおらかに、でもキリッとした完成度の高い作品を作っていかねば・・とこの5月人形を彫るたび反省します。つまり、自分の技術の甘さが一番如実に表れる作品という事なんでしょうね。
いつか、満足のいく物が彫れるのでしょうか・・・
研鑽あるのみ・・・は分かっているんですけどね。
by studiopaw
| 2010-04-19 15:30
| 節句